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研修プログラムの概要

研修科

内科

 研修到達目標

消化器疾患を中心に診断、検査、治療についての知識を修得する。研修後半は自ら介助者及び術者として治療に参加する。また種々の専門医になるための基礎となる内科認定医を研修中に取得してもらう。

 

 一般目標

  1. 消化器疾患に対して、最新の知見を含め、より深い知識を修得する。
  2. 内科一般疾患について把握し、適切な治療方針をあげられる。
  3. 電子カルテを使用してカルテ記載を行う。
  4. 医療情報について他科の医師やコメディカルと共有して円滑に業務が行える。

 行動目標

  1. 緊急患者の診断が行え、適切に呼吸循環の管理が行える。
  2. 年間エコー1人あたり2000例以上行い,急性腹症の患者に対してエコー検査を行い、病態が判断できる。
    (2004年当院エコー検査6182件)
  3. 上部消化管内視鏡検査において通常観察及び生検が確実に行われる。
    (2004年当院上部内視鏡検査数4305件 可能ならポリープ切除などの内視鏡治療まで)
  4. 下部消化管内視鏡検査で回盲部到達率80%以上。
    (2004年当院下部消化管内視鏡検査 1799件)
  5. 内視鏡的食道静脈瘤硬化療法(EIS)、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)、乳頭拡張術(EPBD)、乳頭切開術(EST)の介助者として適切な処置具の操作が行える。
    (2004年当院ERCP検査数156件)
  6. 肝及び膵などの腫瘍をエコーで適切に描出でき、ラジオ波焼灼、ドレナージ(2004年当院件数100件)、生検などの介助ができる。
    (可能なら術者として穿刺を行うが最低でも研修終了時にはPTGBDが術者として行える)
  7. 上部消化管出血に対して緊急内視鏡検査を施行して適切な止血処置が行える。
  8. 学会や研究会で自らの力でプレゼンテーションの作成ができる。
  9. 消化器(特に悪性疾患)に対して内視鏡、エコー,、CT、MRI、血管造影などの画像診断を適切に行い手術適応の有無、化学療法、緩和治療など行うことができる。
  10. 自ら患者及び家族に対してInformed consentを行うことができる。

研修方法

  1. オリエンテーション
    内科 約70床 4F-8Fまでの混合病棟
    主治医である診療部長と共に原則副主治医として研修する。  
  2. 病棟研修(指導体制・診療業務)
    月曜から金曜まで病棟での研修を行う。
    主治医たる指導医のもと原則副主治医となる。  
  3. 外来研修
    6週間に一度の割合で土曜日の外来担当に入る。  
  4. 検査・手術
    毎日午前中はエコーを中心とした検査に入り、一年次後半より上部消化管内視鏡検査を行う。
    下部消化管検査は原則二年次より開始する。
    午後は内視鏡及びエコーを使用した治療に介助者として参加する。  
  5. 講義・カンファレンス
    毎週水曜日に新患のプレゼンテーションを行う。
    毎週木曜日に内視鏡カンファレンスを行う。
    毎週土曜日に診療部長と総回診を行う。  
  6. その他
    最低年一回の学会発表と論文作成の指導を受ける。
    研修中に内科学会認定医を取得する。

週間スケジュール

区分 午前 午後 備考
エコー
(上部消化管内視鏡)
病棟
下部消化管内視鏡検査、
内視鏡・エコーを用いた治療
病棟
毎月第二月曜日に医局会
エコー
(上部消化管内視鏡)
病棟
下部消化管内視鏡検査、
内視鏡・エコーを用いた治療
病棟
 
エコー
(上部消化管内視鏡)
病棟
下部消化管内視鏡検査、
内視鏡・エコーを用いた治療
病棟
水曜日のみ内科枠の血管造影検査あり
新患紹介
エコー
(上部消化管内視鏡)
病棟
下部消化管内視鏡検査、
内視鏡・エコーを用いた治療
病棟
内視鏡カンファレンス
エコー
(上部消化管内視鏡)
病棟
下部消化管内視鏡検査、
内視鏡・エコーを用いた治療
病棟
 
土曜日  診療部長と回診、外来当番あり

外科

研修到達目標

消化器外科を中心に診断、検査、治療についての知識、技術を修得すると共に日本消化器外科学会専門医を取得するための臨床経験を積む。手術に関しては、研修前半は術者の介助者としての技術を修得し、後半はある程度の手術は上級医の指導の元、術者としての技術を学ぶ。麻酔を通じて技術と共に全身管理について学ぶ 。

一般目標

  1. 消化器外科、乳腺外科、呼吸器外科に対して最新の知見を含め、より深い
    知識を修得する。
  2. 外科一般の疾患はもちろんの事、内科的な代表的疾患に関してもその概要を把握し、適切な治療方針を決定できる知識および技術を修得する。
  3. SOAP形式を中心とした具体的、実践的なカルテ記載が出来る。
  4. 患者および家族に対して信頼関係を築き、病態や治療方針について十分な説明が行える。
  5. 医療情報について他科の医師やコメディカルと共有して円滑な業務が行える。

行動目標

  1. 上級医の患者の副主治医として適切な診断、検査、治療、患者および家族へのinformed consentなどの患者管理が自分の判断で出来るようになる。
  2. 1年間に約250例(当院年間手術数 約850例)の手術を経験する。
  3. 2年ないし3年間で経験する手術
        以下の手術は術者として手術を経験する。
         虫垂切除術                    20例以上
         ソケイヘルニア手術                20例以上
         胆石症手術(当科での年間手術数 約120例)    20例以上
         胃切除術(当科での年間手術数 約150例)     10例以上
         大腸切除術(当科での年間手術数 約150例)    10例以上
         等
        以下の疾患は助手として手術を経験する
         胆石症手術、胃切除術、大腸切除術        各100例以上
         胃全摘術(噴門側切除術を含む)、乳癌手術     各10例以上
         肝切除術、食道癌手術、膵頭十二指腸切除術    各5例以上
         等
  4. 麻酔医として500例以上の症例を経験しその技術と術中全身管理を行うとともに、可能であれば麻酔科標募医を取得する。
         全身麻酔、硬膜外麻酔、腰椎麻酔
         呼吸循環管理
  5. 術後患者管理
         自らが中心となって術後の呼吸、循環、注射、鎮痛、栄養、投薬、創部等の管理を行う。
  6. 外科病棟の回診を単独で行い、自らの判断で適切な指示を出す。
  7. 診断能力の向上
         胃透視、注腸造影、外胆造影、ろう孔造影、小腸造影の実施
         CTおよびMRIの読影
  8. エコー下経皮的ドレナージの実施
         内科指導医のもと、ドレナージの技術を修得する。
         PTGBD、PTCD、PTAD
  9. 中心静脈のルート確保
         100例以上の症例を経験する。
  10. 救急疾患に関しても診断に積極的に関与し、適切な処置を行う。
  11. 病院全体の当直も月2−3回の割合で行う。
  12. 学会や研究会に積極的に参加し、演者として発表すると共に、医学論文を作成する。

研修方法

  1. ガイドライン
       原則的に2年ないしは3年の研修期間とする
       外来診療には緊急や夜間以外は従事しない
  2. 病棟
       院長およびその他の上級医の副主治医として患者の医療にあたる。
       原則的に院長以外の上級医とはペアで診療にあたり、4ヶ月毎に組み
       合わせを交代する。
       担当の手術の無い午前中は病棟回診を行う。
  3. 手術室
       主治医の患者の麻酔および手術(助手あるいは術者)を担当する。
       手術の無いものが他科の全身麻酔を担当する。
  4. 検査
       自分が主治医である患者の胃透視、注腸造影などの透視下検査を行う。
       時間的な余裕があれば経皮的ドレナージにも参加する。
  5. カンファレンス
       月曜日午前7時より手術予定患者および困っている症例等のカンファレンスを外科全体で行う。
      その際、患者のプレゼンテーションを担当する。

その他

身分 非常勤医師
給料(年俸) 税込みで年棒約750万円

勤務時間

(月当たり)

実勤務300時間

当直回数

(月当たり)

2-3回
宿舎の有無 既婚者にはあり (白島北町:駐車場あり)
(注意事項)
  1.研修到達目標
   A 一般目標及び行動目標は,各々10項目以内とする。
   B 行動目標は,一般目標に対する具体的な目標とする。
  
  2.研修方法
   A できるだけ場所や業務内容が簡潔に示されるスケジュール表が望ましい。
   B 専任指導医,研修担当者を明記すること。
   C 備考欄には,研修場所など適宜補足すること。