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外科

スタッフ紹介

院長 中井 志郎 昭和45年卒

院長画像

日本外科学会認定医

日本消化器外科学会指導医

日本臨床外科学会認定医

日本肝臓外科学会専門医

専門領域

一般外科、乳癌、消化器病疾患(食道・肝胆膵・大腸)等の悪性腫瘍及び胆道系疾患、脳外科・心血管外科・整形外科・放射線治療については病々連携を取っています。

病名

  1. 乳癌・消化器癌(食道・胃・肝・胆道・膵・大腸)
  2. 炎症性腸疾患(クローン病・潰瘍性大腸炎)
  3. 胆石症・痔核痔瘻・急性腹症

診断技術・治療方法

  1. 画像(US・CT・MIR・血管造影・PT・ERCP)等による診断、PTCは1000例を超えています
  2. PEIT・PMCT・腹腔鏡補助下手術
  3. 温熱療法

治療実績・手術実績

累積手術数 大腸・直腸癌 1000例以上、胃癌 1000例以上、胆石症 1000例以上、

食道癌 約50例、肝臓癌 約200例、胆嚢胆管膵癌 約150例

藤本 三喜夫 昭和56年卒

藤本医師画像

日本外科学会専門医

日本消化器外科学会指導医

専門領域

  1. 消化器外科
  2. 乳腺疾患

病名

  1. 胃癌
  2. 乳癌

診断技術・治療方法

患者様のQOLを考慮し、胃切術後の小胃症状・逆流性食道炎等の予防目的に噴門側胃切除術・胃全摘術後には、器械吻合手技を駆使しつつ、空腸嚢間置再建術を積極的に行っている。

放射線治療・化学療法はもとより、Sentinel node navigation Surgery の概念を取り入れ、合理的な手術に努力している。

治療実績・手術実績

当院外科では、胃癌・大腸癌を年間約120-150例手術施行している。

宮本 勝也 昭和59年卒

宮本医師画像

日本外科学会認定医

日本消化器外科学会認定医

専門領域

  1. 消化器外科
  2. 内視鏡外科
  3. 呼吸器外科
  4. 乳腺外科

病名

  1. 消化器癌(食道・胃・大腸・肝・胆道・膵)
  2. 消化器良性疾患(炎症性腸疾患:クローン病・潰瘍性大腸炎、胆石症等)
  3. 肺癌、自然気胸
  4. 乳癌

診断技術・治療方法

  • 出来るだけ低侵襲な画像診断(CT angio、3DCT、MRCP等)
  • 癌に対する手術、化学療法、放射線治療(他院紹介)による集学的治療
  • 癌に対する内視鏡下手術(食道・胃・大腸・肝・肺)
  • 良性疾患に対する内視鏡手術(胆石、腸閉塞、消化管穿孔、炎症性腸疾患等)

治療実績・手術実績

過去10年間 胃癌 約260例(腹腔鏡26例)、大腸癌 約390例(腹腔鏡157例)、食道癌 約45例(胸・腹腔鏡26例)、肝臓癌 約145例(胸・腹腔鏡焼灼74例、腹腔鏡下肝切除11例)胆石症 約450例(腹腔鏡390例)、膵・胆道癌 約40例

横山 雄二郎 平成1年卒

横山医師画像

日本外科学会指導医

日本消化器外科学会専門医

専門領域

  1. 消化器外科
  2. 乳腺外科
  3. 一般外科

病名

  1. 消化器癌(食道・胃・大腸・肝・胆道・膵)
  2. 消化器良性疾患(炎症性腸疾患:クローン病・潰瘍性大腸炎、胆石症等)
  3. 肺癌、自然気胸
  4. 乳癌

診断技術・治療方法

  • 腹腔鏡下手術、胃内手術
  • 胃・小腸・大腸などの消化管手術
  • 肝癌・膵癌・胆管癌・胆石手術
  • 腸閉塞や汎発性腹膜炎などの急性腹症手術
  • 乳癌手術
  • ソケイ部や腹壁などのヘルニア手術

治療実績・手術実績

傍人工肛門ヘルニアの新術式には全国各地からの問合せがあり採用されています。

坂下 吉弘  平成3年卒

坂下医師画像

日本外科学会 専門医、指導医

日本消化器外科学会 専門医

消化器がん外科治療認定医

ICD(Infection control doctor)

専門領域

  1. 消化器外科
  2. 乳腺外科
  3. 一般外科
  4. 創傷管理

病名

  1. 消化器癌(食道、胃、結腸、直腸、肝、胆道、膵)
  2. 消化器良性疾患(炎症性腸疾患、胆石症、急性虫垂炎、穿孔性腹膜炎、腸閉塞など)
  3. 肛門疾患(内痔核、裂肛、直腸脱など)
  4. 乳癌
  5. ソケイヘルニア
  6. 褥瘡などの創傷

診断技術・治療方法

  1. 癌に対する手術、癌化学療法、放射線療法(他院紹介)による集学的治療
  2. 腹腔鏡下手術(胆石・胆嚢炎、胃癌、大腸癌など)
  3. 胃切除後のQOLを重視した再建法(空腸嚢を用いた再建)
  4. 急性腹症手術
  5. 乳癌手術(胸筋温存乳房切除術、乳房温存療法)
  6. ソケイヘルニア根治術(Kugel法、Mesh plug法)
  7. 一般病棟における緩和ケア
  8. 褥瘡局所治療ガイドラインに基づいた創傷管理

外科の対象疾患の現状と取り組みについて

平成8年の新しい手術室の完成以降、当院外科における手術症例数は右肩上がりで平成2年の517例から比較すると平成18年には1008例と、約2倍の増加を認めます。

その内訳は大腸癌、胃癌、胆石症が3大疾患で、年間100例以上の症例をコンスタントに手術しています。特に大腸癌の症例数の増加が顕著で、平成2年の76例から平成18年には160例と2倍以上の増加を認め、全国的な統計でも同様ですが、胃癌の件数を凌いでいます。手術内容に関しても低侵襲手術である内視鏡手術が増加しています。

胆石症に始まり、大腸癌、胃癌、食道癌、肝癌まで内視鏡手術の適応を拡大し、平成18年には年間200例以上まで増加しています。特に大腸癌における内視鏡手術はその有用性により増加の一途をたどっています。

癌に対する集学的治療の一役を担う化学療法に関しても、平成19年4月より新たな外来化学療法室を立ち上げ、電子カルテにおける化学療法のレジメン管理を行いつつ、外科が中心となって有効で安全な化学療法を提供する努力を行っています。

以下、広島記念病院外科における各疾患の現況および取組みについてご紹介致します。

外科/データ資料

年間手術件数グラフ疾患別手術件数内視鏡手術の割合グラフ大腸癌手術件数グラフ

各疾患の現況および取組み

食道癌

食道癌自体は増加傾向にあると思われますが、近年放射線化学療法の治療成績の向上もあり、当科における食道癌手術症例は年間10例前後と横ばい状態にあります。

しかし、癌の局所制御の確実性に関して言えばやはり外科切除が第一との観点から、治癒切除が可能と判断された症例は積極的に手術適応としています。

術式的には手術侵襲を少なくし又拡大視効果によるより正確で緻密な手術を実現するため、平成14年より胸腔鏡および腹腔鏡を併用した内視鏡手術を採用しています。現在はほとんどの症例に適応し早期離床、合併症の軽減に役立っていると思われます。

胃癌

内視鏡検査の普及および診断の進歩により、当科においては平成5年より早期胃癌症例が全胃癌症例の過半数を超え、更にこの早期胃癌の占める割合は年々増加の一途をたどっています。
これに伴いリンパ節転移の可能性が低い粘膜内癌に対しては、積極的に内視鏡下切除を内科にて行っています。最近では一括切除が可能な内視鏡下粘膜剥離術(ESD: Endoscopic Submucosal Dissection)を第一選択としています。

しかしリンパ節転移の可能性のある粘膜下層以深の症例に対しては、やはり手術以外に選択の余地は無いものと考えられ、早期癌に対しては残胃の温存に考慮した胃部分切除術や低侵襲手術を目指した腹腔鏡下手術を採用しています。腹腔鏡手術は粘膜下層までの早期癌で術前診断にて明らかなリンパ節転移が無いものを適応としています。

幽門側胃切除(D1+βリンパ節廓清)がほとんどですが、最近では胃全摘も行っています。現在のところ再発は1例もありません。進行癌に関しては積極的に拡大手術を行い、化学療法との併用で集学的治療を行い再発率の軽減に努めています。

大腸癌

大腸癌症例の増加は著しく、日本人の食生活の変化および診断技術の向上の結果と思われます。早期癌が増加し粘膜内癌は内視鏡切除を行いますが、粘膜下層以深の病変は手術適応となります。

当科では平成9年から腹腔鏡手術を採用し、現在まで200例近くの症例にその手術を行っています。
当初は早期癌のみの適応でしたが、現在では進行癌まで適応を拡大し、SS N1までを腹腔鏡手術の適応としています。利点は創痛の軽減、早期離床・早期退院・早期社会復帰が可能で、将来的には癒着が少ないとされています。今まで腹腔鏡手術を行ったことが要因となった再発は1例も認められず、また合併症も開腹手術と差が無いことより、低侵襲性、根治性、安全性に優れた手術と考えられます。

直腸癌に関しては、吻合器材、縫合器材の進歩および経肛門吻合等の手技の向上により、人工肛門造設が必要な腹会陰式直腸切断術(Mile’s手術)は減少傾向にあります。

進行癌に関しては徹底した切除、廓清により局所切除の防止に努め、又逆に症例によっては自律神経を温存して術後QOLの保持を目指す等、高いレベルでの調和のとれた手術を心がけています。また化学療法も積極的に行っており、術後補助化学療法とともに進行再発癌に対しては最新のFOLFOX, FOLFIRI療法を積極的に導入し良好な治療成績を得ています。

肝・胆・膵癌

肝癌に関しては腫瘍の大きさ、数、場所および肝予備能を考慮し、個々に応じた治療方針をたてています。肝機能が良好で大きな病変に関しては肝切除を第一としますが、場所によっては腹腔鏡下肝部分切除も行っています。局所コントロールに関しては肝切除が最も良好と思われますが、マイクロ波やラジオ波による焼灼療法もそれに匹敵する成績を得ています。エコー下経皮的焼灼、腹腔鏡下あるいは胸腔鏡下、開腹と症例に応じてアプローチ方法を決定し最善の治療を行っています。またエタノール注入療法(PEIT)や動脈塞栓術も駆使し幅広いスタンスで治療に取り組んでいます。

胆管癌においては確実な廓清に心がけ、当科での中下部胆管癌の5年生存率53%と良好な成績を得ていますが、これに満足することなく更なる予後の向上を目指しています。

膵癌はやはり予後不良と言わざるを得ませんが、安全確実な手術のみならず、最近の新しい抗癌剤を併用し少しでも予後の改善に努めています。

乳癌

乳癌手術はこの10年間に大きく変化し、比定型的乳房切断術から放射線治療を併用しての乳房温存手術が全国的に主流となり当院でもこの手術を採用しています。乳癌は全身病と考えられ個々の腫瘍の特性(ホルモン感受性、病理組織学的グレード、HER2 score 等)を考慮した術後化学療法を選択し再発防止に努めています。

胆石症

年間130例前後の手術を行っていますが、平成3年の腹腔鏡下手術の導入以降、腹腔鏡下胆嚢摘出術が主流となり、現在では9割以上の症例で腹腔鏡手術を行っています。最近では手術技術の向上もあり、上腹部手術後の癒着が高度な症例や総胆管結石症例にも適応を拡大しています。患者様の入院期間の短縮目的に急性胆嚢炎症例の早期手術も検討中であり、患者様のニーズに合わせた手術を目指しています。

癌について

ボタン 国立がんセンターがん対策情報センター

目指す医療

以上食生活の欧米化、生活習慣病の増加により日本人の罹病疾患率にも大きな変化を認めると伴にその治療法も年々進化しているのが現状です。患者様に有用であると思われるものは積極的に導入しその時代に最も有効な治療法を採用するのが広島記念病院のモットーです。しかし患者様は当然の事ながら個別性も持ち合わせておられますので、画一的な考え方では対応できないのも事実です。

そこで広島記念病院では、その患者様一人一人のふさわしい治療法を選択、あるいは組み合わせて提供する、いわゆるオーダーメイド治療を目指しています。更に患者の皆様が安心して受診できるやすらぎの環境を整え、満足と信頼の得られる病院であることを常に目指しておりますので、当院受診の際にはどんな事でもお気軽に相談いただければと存じます